企業の発展に必要なものとは?

ほとんどの会社が春に新人を迎え入れ、入社式を済ますと「新人研修」というものが行われます。
一般的な社会人としての常識や、その会社独特のルールについて教育されるのですが、基本的に研修というものは個人として、企業としてのレベルアップを目的としています。
したがって、新人研修のほかに中堅社員のための研修も行われることが少なくありません。IT業界においても同じように研修が行われます。

それぞれの会社によってそのスタイルは違うでしょうが、中堅社員の研修は担当している業務が止まってしまうこともあるので、あまり回数を多くすれば良いというものでもないようです。
会社側からすれば一度の研修で該当者すべての研修を行えればよいのですが、それぞれの業務に納期があって、すべてのタイミングを合わせるというのは難しいことから同じ内容を数回に分けて実施しているところもあります。

研修を受ける側にしてみれば仕事を途中で止めなくてはいけないので、あまり歓迎できないことの方が多いようですが、会社としてみれば出来るだけ質の高い人材を育てるということは今以上のレベルの仕事を受注できるということになるわけですので、とても大切なものとして捉えています。

個人個人のスキルが上がるということは組織全体のスキルが上がることになるわけですので、より内容の濃いものを求めます。
例えば講習会なども研修の一部として行われる場合があります。社外で行われる場合は参加費用のほかに交通費なども会社負担となります。

したがって講習内容もきちんと吟味する必要がありますし、担当する部署は何らかの結果に結び付けなければなりません。
ただ、こうした研修は会社側だけにメリットがあるものではなく、技術者個人には昇進やベースアップとともに、仕事内容に責任が増し、「やりがい」にもつながっていきます。